駅や喫茶店など公共のフリーWiFiは危険!?フリーWiFiを使ってはいけない理由

スマホの普及が当たり前になってアプリやウェブサイトも充実してきている今、PCのハッキングからスマホのハッキングにシフトチェンジしつつあり被害が拡大しています。

そんなハッカーによるスマホハッキングの手段、どんな情報が盗まれるのか、ハッキングの防ぎ方など紹介していきます!

ハッキングとは

ハッキングとはハッカーがパソコンやスマホにウィルスを感染させ個人情報を抜き取るというものです。

最近ではスマホから個人情報が流出したというケースが多く、「急に知らない番号から電話がかかってくるようになった」「迷惑メールが急に送られてきた」などという現象が起こるとそれは個人情報がどこかしらで漏れている可能性があります。

ハッキング被害

日本のハッキング被害額はパソコンやスマホの普及によりどんどん増えています。

20年前 約1億円
2017年 約2000億円

20年前に比べると約2000倍の被害額となっている日本です。

情報が漏えいするだけではなくそこから影響を受けた被害額なのでこの数字を見るといかにハッキング被害が大きいのかが分かります。

どのような個人情報が漏えいするのか

電話番号、GPSによる位置情報、SMS(ショートメール内容)、カメラ乗っ取り(写真や動画の撮影も可能)、メモ帳、サイトやアプリのアカウントデータ、クレジット情報など、ハッキングされるとほぼスマホに入れている個人情報は盗まれると考えてもいいでしょう。

特に金融系のアプリなどでよくあるセキュリティ強化の為のSMS認証などの認証番号も見られてしまうので注意が必要です。

個人情報の使い道

電話番号やメールアドレスなどその人を特定できるものは全てCSVデータとして何百人、何千人、何万人単位で販売されます。

金額はセグメントにより大きく変動しますが当然人数が多く情報に具体性があればあるほど高い金額で売買されています。

また、アマゾンギフト券のデータを抜かれてギフト券を勝手に販売されたり、クレジット番号を盗まれ勝手に買い物をされているというような事もあります。

こうした個人データが意図した事ではない、悪い業者により悪用されてしまうのです。

ハッキングの手法

今急激に増えているのが遠隔操作アプリでのハッキングと言われています。

遠隔操作アプリというのは、空港やホテル、駅、カフェなどで使えるフリーWi-Fiの場所でハッカーが強いWi-Fiを発信し利用客のスマホに遠隔操作アプリを勝手にインストールするというもの。

この遠隔操作アプリをインストールされるとハッカーがスマホを自由に操作・閲覧することができます。その間Wi-Fi利用客のスマホの表示は動きがなく何をされているのか、ハッキングされているのかなどは全く気付けません。

遠隔操作アプリが入っているかどうかのチェック

アプリストアから「購入済み」のアプリ一覧を見て、その後にスマホの「設定」の「アプリ一覧」を見ます。

その2つを見比べた時に重複していないアプリがあればそれは遠隔操作アプリである可能性が高いです。

10秒もあれば手持ちのスマホでチェックできるので一度確認しておきましょう。

ハッキングを防ぐには

今回の遠隔操作アプリによるハッキングを防ぐ方法はフリーWi-Fiを利用しないということです。

人混みで溢れるフリーWi-FiスポットにはやはりハッカーやWi-Fiを使って悪さをしようと企んでいる人が少なからずいるということです。なのでなるべく外出時はフリーWi-Fiを接続しないことです。

また、メールで届いたファイルなどをダウンロードしたり開かないということです。

ハッカーは知り合いを装ったり緊急メールを装ったりしてメールを開けさそうとしてファイルを開かせようとしてきます。その辺も理解した上で慎重にメールは確認することが大事です。

あとは怪しいウェブサイトには訪問しないということです。

アダルト動画や違法にアップロードされた映画やドラマなどにはウィルスが仕組まれていることが多いです。なのでなるべく怪しげなサイトには訪問しないことです。

PCやスマホの技術が進化していくにつれ便利になってはいきますが、その分進化を悪用し悪知恵をはたらかせる人もいるということを忘れずに取り扱いに注意しながら生活することが大切だと思います。